Exastro IT Automation 2.0.3¶
リリース日: 2023年02月15日
機能追加¶
Organizationごとに接続するAnsible情報の初期設定機能追加(#547)¶
各Organization単位で、接続するAnsibleの情報(ホスト名や認証情報など)を初期設定できる機能を追加しました。これにより、複数組織で異なるAnsible環境を柔軟に管理でき、運用の幅が広がります。組織ごとの独立した自動化基盤の構築が容易になりました。
バグ修正¶
Ansibleドライバの多重実行・インベントリ情報不備の修正(#538, #544)¶
AnsibleAutomationController経由でAnsibleドライバを多重実行した際に発生するエラーや、構築対象機器が複数台ある場合にAAC側で生成されるインベントリ情報の不備を修正しました。これにより、複数台同時実行時の安定性が向上し、正確なインベントリ情報での作業が可能となります。
Excelダウンロード時のシステムエラー修正(#654)¶
Excelファイルのダウンロード操作時に「システムエラー」が発生する問題を修正しました。これにより、データのエクスポートが正常に行えるようになり、業務データの利活用がスムーズになります。
メニュー作成時のロール名・初期値入力不備によるエラー修正(#611, #684)¶
長い名称のロール名が紐づいている場合や、「整数」カラムに「少数値」を初期値として入力した場合に発生するシステムエラーを修正しました。これにより、メニュー作成時の入力ミスや特殊なケースでも安定して動作します。
権限設定・プルダウン・API連携等の不具合修正(#655, #545, #678, #577, #702)¶
「ロール-メニュー紐付管理」で「閲覧のみ」設定でも登録・編集ができてしまう問題や、AACの標準ユーザのトークン連携時にインスタンスグループが取得できない問題、Ansible初期データ設定APIで鍵認証情報を設定後にワークスペース作成すると実行が失敗する問題、プルダウンの選択肢が無い場合の表示や、値ありとNULL値が混在する場合のプルダウン検索エラーなど、運用上の細かな不具合を修正しました。これにより、権限管理やAPI連携、UI操作の信頼性が向上しています。
ansible-agentコンテナのnamespace指定不備修正(#619)¶
ita-ansible-agentコンテナの起動時にnamespaceが固定されていた問題を修正し、任意のnamespaceでの起動が可能となりました。これにより、Kubernetes環境での柔軟な運用が実現します。
改善¶
プルダウンUIの利便性向上(#577)¶
プルダウンの選択肢が無い場合でも「No Data」表示ではなく、空の選択肢を選べるように改善しました。これにより、ユーザーが意図的に未選択状態を選べるようになり、入力ミスや混乱を防止します。