3. ホスト管理

3.1. はじめに

本書では、Exastro IT Automation(以下、ITA)におけるホスト管理の機能および操作方法について説明します。
※本機能は、1つのvCenterホストに対して1クラスタ構成を前提としています。

3.2. メニュー項目

ホストリソース確認

vCenter内のクラスター内に存在するESXiのリソースを表示するためのメニュー項目です。
「ホスト情報取得先」で設定したホストをもとに、「ホストリソース確認」のMovementを実行すると、本メニューに自動登録されます。
ホストリソース確認メニュー画面
表 3.90 メニュー項目一覧(ホストリソース確認)
項目
説明
入力必須
入力方法
制約事項
vCenterクラスター名
vCenter内のクラスター名を管理します。
自動入力
Movement実行により自動登録
ESXi名
vCenter内の各ESXiを管理します。
自動入力
Movement実行により自動登録
メモリ現在(GB)
現在のメモリ容量をGBで管理します。
自動入力
Movement実行により自動登録
メモリ最大(GB)
最大のメモリ容量をGBで管理します。
自動入力
Movement実行により自動登録
メモリ残容量(GB)
メモリ残容量をGBで管理します。
自動入力
Movement実行により自動登録
CPU現在(コア数)
現在のCPUをコア数で管理します。
自動入力
Movement実行により自動登録
CPU最大(コア数)
最大のCPUをコア数で管理します。
自動入力
Movement実行により自動登録
オーバーコミット率(%)
CPUのオーバーコミット率を%で管理します。
自動入力
Movement実行により自動登録
ディスク現在(GB)
現在のディスク容量をGBで管理します。
自動入力
Movement実行により自動登録
ディスク最大(GB)
最大のディスク容量をGBで管理します。
自動入力
Movement実行により自動登録
ディスク残容量(GB)
ディスク残容量をGBで管理します。
自動入力
Movement実行により自動登録

ホスト情報取得先

リソースの取得先を登録するためのメニュー項目です。
この情報をもとに、「ホストリソース確認」のMovementを実行することで、ESXiのリソース情報が自動的に取得・登録されます。
※ホスト名は「localhost」を設定してください。
ホスト情報取得先メニュー画面
表 3.91 メニュー項目一覧(ホスト情報取得先)
項目
説明
入力必須
入力方法
制約事項
vCenterホスト名
vCenterに接続するホスト名を選択します。
リスト選択

3.3. 利用手順(ホストリソース確認)

  1. vCenter接続情報を登録
    VMware ▶ クラスタ管理 ▶ vCenter Server(マスタ) から、接続先vCenterの情報を登録します。
    詳細は「 vCenter Server(マスタ) 」を参照してください。
  2. グローバル変数管理の編集
    Ansible共通 ▶ グローバル変数管理 から、対象のグローバル変数に具体値を設定します。
    詳細は「 グローバル変数管理 」を参照してください。
    グローバル変数の編集画面
  3. ホスト情報先登録
    ホスト情報取得先 よりホスト情報取得先を登録します。
  4. Conductorの選択
    4-1 メインメニューから Conductor メニューを選択します。
    メインメニュー画面
    4-2 Conductor一覧 メニューを選択します。
    4-3 ホストリソース確認 の詳細ボタンを押下します。
    Conductor一覧画面
  5. Conductorの実行
    5-1 作業実行ボタンを押下します。
    Conductorリソース管理画面
    5-2 オペレーション選択ボタンより、ホストリソース確認を実行するオペレーションを選択します。
    5-3 作業実行ボタンより、ホストリソース確認の作業を実行します。
    Conductorリソース管理画面
  6. ホストリソースの確認
    ホストリソース確認 より対象のホストのリソースを確認することができます。

注釈

ホストリソース確認メニューはMovement実行により登録されるため、原則手動でのメンテナンスは実施しないようにしてください。