1. はじめに

1.1. CloudSystemテンプレート 1stモデルとは

CloudSystemテンプレート(以降はCSテンプレート)シリーズの一つ。
CSテンプレートはExastro IT Automationのパッケージの総称で、CSテンプレートをITAに導入することで、容易にITAから各システムを自動構築をするために作成されている。
1stモデルでは、AWSクラウド上にセキュリティ付帯機能を持ったオートスケール型Webサーバの自動構築/管理を実施する。

1.2. 1stモデルの特徴

オートスケールWebシステムでは踏み台サーバ、ログ取得、通知機能、モニタリング等の機能を備えている。
さらにセキュリティ付帯機能を構築することで、AWSアカウントの変更管理(AWS Config)、セキュリティ事項の可視化(AWS SecurityHub)などが使用できる。
構築したWebサーバに対して、Exastro ITAからAnsible Playbookを実行することでアプリケーションを管理する。
Exastro ITAからConductor(Ⅴ.Conductor)を実行することで、必要なユーザーを自動作成/管理する。

1.3. AWSサービス関連図

次の章で「オートスケールWebシステム」「セキュリティ付帯機能」において、構築するAWSの各サービスの一覧図を示す。(IAMユーザー、IAMロールは記載対象外)