用語集¶
- Ansible Execution Agent¶
ITA で実行する「Ansible-Legacy」、「Ansible-Pioneer」、「Ansible-LegacyRole」の作業実行を、PULL 型で行うためのエージェント機能です。
- Ansible-Legacy¶
Playbook を「素材集」として登録し、複数の Playbook を組み合わせて一つの作業単位(Movement)として実行する、最も基本的な Ansible の利用モードです。
- Ansible-LegacyRole¶
Ansible の強力な機能である「Role」を利用して、より体系的で、再利用性の高い自動化を実現するための、ITA 独自の実行モードです。
- Ansible-Pioneer¶
対話形式で情報をやり取りする作業を自動化する実行モードです。
- Ansible共通 インターフェース情報¶
ITA において「Ansible Core」、「Ansible Automation Controller」、「Ansible Execution Agent」のいずれの実行エンジンを使用するか選択し、実行エンジンのサーバへの接続インターフェース情報のメンテナンス(閲覧/更新)を行う機能です。
- Backyard¶
バックグラウンドで実行される機能単位の処理の仕組みを指します。
- CI/CD for IaC¶
Git リポジトリと連携して、IaC(Infrastructure as Code)の継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)を自動化するための仕組みです。
- CMDB(Configuration Management Database、構成管理データベース)¶
IT システムを構成するすべての要素(構成アイテム)に関する情報と、それらの要素間の関係性を一元管理するためのデータベースです。
- Conductor¶
ワークフロー、ジョブフローなどの、ITA における複数の自動化タスクを組み合わせ、複雑な作業フローを自動化するための機能です。
- Exastro管理用サービスURL¶
ITA のシステム管理者向け機能にアクセスするための専用URLです。
- IaC変数¶
IaC (Infrastructure as Code) のコード内で、動的に変更可能な値を管理するための仕組みです。
- kymファイル¶
ITA のワークスペース単位の構成情報を環境間で移行するときに利用される専用のアーカイブファイルです。
- Movement¶
ITA における、最小の作業単位のことを指します。1回の Movement 実行は、Ansible Playbook の実行1回と同じです。
- OASE¶
外部から取得したイベント情報を分析し、そのイベントへの対処の自動化を支援する機能です。
- OASE TTL(Time To Live)¶
エージェントが取得したイベントが、ルールの評価対象として扱われる期間(秒)です。
- OASE アクション¶
OASE が、ルールに設定された条件が満たされたときに実行する障害への対処です。
- OASE イベント¶
OASE が、監視システムなど外部のシステムから受け取る、システムの状態変化や障害に関する情報です。
- OASE 結論イベント¶
OASE において、特定の状況や状態を表すために生成されるイベントを指します。
- OASE 評価¶
OASE が、受信したイベントをフィルタリングし、ルールに照らし合わせる一連のプロセス全体を指します。
- OASE フィルター¶
OASEが、受信したイベントを処理する前に、特定の条件に基づいてイベントを選別・絞り込むための仕組みです。
- OASE ラベル¶
OASEが、受信したイベントを分類・識別するために使用するメタデータ(付加情報)です。
- OASE ルール¶
「イベント」と「アクション」を結びつける、OASEの判断基準です。
- Playbook¶
自動化したい作業手順を記述したファイルです。
- Playbook素材¶
再利用を目的として、ITA に登録された個々の Playbook ファイルや関連ファイルです。
- Terraform-CLI¶
ITA が、同一の環境内にインストールされた「Terraform」と連携し、インフラストラクチャ管理をより効率的かつ安全に行うための機能です。
- Terraform-Cloud/EP¶
ITA が、外部サービスである「Terraform Cloud」や「Terraform Enterprise」と連携し、インフラストラクチャ管理をより効率的かつ安全に行うための機能です。
- インストールドライバ(Exastro IT Automationオプション設定)¶
新しいオーガナイゼーションを作成する際に、そのオーガナイゼーションにどの自動化ドライバを紐づけるかを設定する項目です。
- オーガナイゼーション¶
マルチテナント機能におけるテナントの単位のことで、たとえ同一の Exastro システムであってもデータの共有がされることのない完全にプライベートな空間です。
- オーケストレータ¶
複数の小さな自動化タスクを統合し、一つの大きな自動化プロセスとして管理できる機能です。
- オプションパラメータ¶
関数やコマンド、プログラムなどを実行する際に、指定が必須ではない(省略可能な)引数です。
- オペレーション¶
実施する作業のことで、オペレーションに対して作業対象とパラメータが紐づきます。
- 環境¶
ITA を利用するために必要な、サーバーやネットワーク、ソフトウェアなどの実行基盤全体を指します。
- 環境移行モード(エクスポート)¶
ITA に登録された特定のメニュー(機能)のデータを、すべてまとめてファイルとして出力(エクスポート)するモードです。
- 共通変数利用リスト¶
複数の自動化プロセスで共有される変数の情報を一元管理し、どのプロセスがどの変数を参照しているかを可視化・把握するための機能です。
- 作業対象サーバ¶
ITA が Ansible を利用して、操作を行う対象サーバを指します。
- 時刻指定モード(エクスポート)¶
指定した時刻以降に更新されたデータのみを、差分でエクスポートするモードです。
- 収集機能¶
ITA で実施した、作業実行結果(規定のフォーマットで出力されたソースファイル)を元に、パラメータシートへ値を自動で登録する機能です。
- 代入値管理¶
自動化処理の実行時に動的に値を割り当て、それを一元管理するための機能です。
- 代入値自動登録¶
パラメータシートで入力された値を、自動化処理(Playbookなど)で利用する変数に自動的に割り当てる(代入する)ための仕組みです。
- 対話ファイル¶
対話形式の作業(Interactive Session)を自動化するために、その作業手順と応答を記述したファイルです。
- 多段変数配列組合せ管理¶
複数の多段変数(ネストされたリストや辞書)を組み合わせ、実行する環境やシナリオに応じて、必要な変数の組み合わせを動的に生成するための仕組みです。
- 多段変数メンバー管理¶
複数の階層を持つ複雑なデータ構造(ネストされたリストや辞書)を、ITA のGUI上で管理するための機能です。
- 縦型メニュー¶
複数の項目からなるデータのセットを、GUI 上で繰り返し入力するための、ITA 独自の入力フォームです。
- データシート¶
ITA が使用する固定値のパラメータを管理するデータ構造です。
- テンプレート埋め込み変数¶
テンプレートファイル内のプレースホルダーに、Ansible で管理されている変数の値を動的に埋め込む仕組みです。
- ドライバ¶
外部の IT 自動化ツールやクラウドサービスと連携するためのソフトウェアモジュールです。
- パラメータシート¶
システムのパラメータ情報を管理するデータ構造です。
- バンドル¶
自動化資産をパッケージ化するための機能です。
- 比較機能¶
比較機能とは、ITA のパラメータシート作成機能で作成したパラメータシートを比較し、差分を出力する機能です。
- 紐付対象メニュー¶
他のメニューと関連付けられる(紐付けられる)対象となるメニューです。
- ファイル埋め込み変数¶
複数の自動化処理で共通して利用される変数を、一つのファイルにまとめて定義し、そのファイルを Playbook に埋め込んで利用する仕組みです。
- ITA 独自変数¶
システム内部で管理している情報を Ansible のプレイブックから参照できるように、あらかじめ定義している特別な変数を指します。
- グローバル変数¶
複数のプレイブックやワークスペースを横断して利用できる変数を指します。
- グローバル変数(センシティブ)¶
複数のプレイブックやワークスペースを横断して利用できる変数であり、かつ機密性の高い情報を含むものです。
- 多段変数¶
階層化された(ネストされた)データ構造を持つ変数です。
- 通常変数¶
Ansible のプレイブックで用いられる変数のうち、単一の値を保持する変数です。
- テンプレート埋込変数¶
テンプレートファイル内の特定の文字列を実行時に動的に置き換えるために使用される変数です。
- ファイル埋込変数¶
ファイルそのものを変数として管理し、実行時にファイル全体を特定の場所にコピーするために使用される機能です。
- 複数具体値変数¶
Ansible のプレイブックで使われるリスト型変数をGUIで管理するための概念です。
- メンバー変数¶
Ansible のプレイブックで使用される変数を、ITA のGUI上で管理するための項目です。
- 管理対象外変数¶
Ansible の予約変数です。
- 管理対象外変数リスト¶
Ansible の予約変数と、それがどの自動化プロセスで利用されているかを示すリストです。
- 変数ネスト¶
ネストされたデータ構造を持つ変数を扱う機能を指します。
- ホストグループ¶
ホストグループとは、ホスト群を論理的な単位(機能・役割)でまとめたグループのことを指します。
- ホスト変数ファイル(ホスト変数定義ファイル)¶
プレイブック実行時にホストごとに異なる変数を設定するために ITA が生成するファイルを指します。
- メニューグループ¶
ITA の多数のメニューを、論理的なまとまりで整理し、運用の効率とセキュリティを向上させるための機能です。
- ユーザー¶
ITA のすべての利用者を指します。一般ユーザー、オーガナイゼーション管理者、システム管理者のユーザー種別があります。
- ユーザー種別 オーガナイゼーション管理者¶
特定のオーガナイゼーション(組織)内で、独立した管理権限を持つユーザーです。
- ユーザー種別 システム管理者¶
ITA システム全体を管理する、最も高い権限を持つユーザーです。
- ユーザー種別 ユーザー¶
ITA を日常的に利用し、自動化されたタスク(プレイブック)の実行や、リソースの管理を行うユーザーです。
- サービスアカウントユーザー¶
外部のシステムやサービスと連携するために使用されるユーザーアカウントです。
- ラベル¶
ラベルは「キー」と「値」から成り、付与されたイベントの属性を表します。 イベントは、付与された「キー」と「値」によって認識されます。
- リソースプラン¶
オーガナイゼーションごとに使用可能なリソース量を管理するためのものです。
- ロール¶
ユーザやワークスペース内のリソースに対する操作(作成、更新、削除)権限の集合のことです。
- ロールパッケージファイル¶
Ansible-LegacyRole ドライバで使用される、Ansible のロールを ITA に登録するための専用ファイル形式を指します。
- ワークスペース¶
システムの構成情報や自動化タスクのための設計情報を中央管理するための作業領域です。