2. Excel一括エクスポート・インポート

2.1. はじめに

本書は、ITAのExcel一括エクスポート・インポートの機能および操作方法について説明します。

2.2. Excel一括エクスポート・インポートの概要

本章ではExcel一括エクスポート・インポートについて説明します。

Excel一括エクスポート・インポート

機能について

Execl一括エクスポート・インポートは、各メニューにあるダウンロード可能なExcelファイルをzipファイルにまとめて一括でエクスポート・インポートを行うものです。ダウンロード可能なファイルについては『管理コンソール』を参照してください。
エクスポート可能なメニューは ロール・メニュー紐付管理 メニューにて『紐付け』項目が『閲覧のみ』もしくは『メンテナンス可』かつ、編集用Excelファイルのあるメニューのみです。
インポート可能なメニューは ロール・メニュー紐付管理 メニューにて『紐付け』項目が『メンテナンス可』かつ、編集用Excelファイルのあるメニューのみです。

2.3. Execl一括エクスポート・インポートのメニュー、画面構成

本章では、Excel一括エクスポート・インポートのメニュー、画面構成について説明します。

メニュー一覧

Excel一括エクスポート・インポートのメニューを以下に示します。
表 2.84 ITAメニュー一覧

No

メニュー・画面

説明

1

Excel一括エクスポート

各メニューにあるダウンロード可能なファイルをzipにまとめ、エクスポートします。

2

Excel一括インポート

ダウンロード可能なファイルをまとめたzipをインポートします。

3

Excel一括エクスポート・インポート管理

Excel一括エクスポート メニューで実行したエクスポートと、 Excel一括エクスポート メニューで実行したインポートの状況を管理します。

2.4. 機能・操作方法説明

Excel一括エクスポート

各メニューにあるダウンロード可能なファイルをzipにまとめ、エクスポートします。
(1) エクスポートする廃止情報を選択します。
廃止情報一覧を以下に示します。
表 2.85 廃止情報一覧

名称

説明

全レコード

すべてのデータをエクスポートします。

廃止を除く

廃止状態のデータを除いたデータをエクスポートします。

廃止のみ

廃止状態のデータのみエクスポートします。

(2) エクスポートするメニューを選択します
表示されるメニューは ロール・メニュー紐付管理 メニューの『紐付』項目が『メンテナンス可』もしくは『閲覧のみ』かつ、編集用Excelファイルのあるメニューのみです。
Excel一括エクスポート メニューリスト

図 2.67 Excel一括エクスポート画面

(3) メニューを選択後、《エクスポート》ボタンを押下します。
エクスポート処理の実行№が表示されるので、 Excel一括エクスポート・インポート管理 メニューで処理のステータスを確認してください。
Excel一括エクスポート エクスポート実行

図 2.68 Excel一括エクスポート画面(2)

(4) エクスポートしたファイルの中身は以下の通りです。
ITA_FILES_YYYYMMDDhhmmss.zip …①
├─ MENU_LIST.txt …②
└─ 101_管理コンソール …③
    └─ システム設定_20210708235959.xlsx …④
表 2.86 エクスポート ファイル構成

No

名称

拡張子

説明

1

ファイル名

ファイル

ファイル名は『ITA_FILES_YYYYMMDDhhmmss.zip』です。

2

MENU_LIST.txt

txt

エクスポートしたメニューREST名とファイル名の一覧が出力されます。

3

メニューグループフォルダ

フォルダ

メニューグループごとに生成されます。
フォルダ名は『メニューグループID_メニューグループ名』です。
フォルダ名が200文字を超える場合は前方から200文字のみ出力されます。

4

ダウンロードファイル

xlsx

Excelとして出力されます。
所属するメニューグループフォルダの下に配置されます。

Excel一括インポート

Excel一括エクスポート メニューでエクスポートしたデータを編集し、インポートします。
  1. Zipファイルの編集

    1. インポートするファイルリストを作成します。
      Excel一括エクスポート メニューでエクスポートしたzip内にあるMENU_LIST.txtを編集することによって、インポートするファイルリストを編集することが出来ます。
      MENU_LIST.txtはエクスポートした時点のメニューREST名とファイル名が記載されています。
      『#』から始まる行はコメントとして入力することが出来ます。
      フォーマットは以下の通りです。
      メニューREST名:ファイル名
      ※インポートするメニューは Excel一括インポート メニューでも選択可能です。
    2. インポートするファイルを編集します。

    3. 編集したファイルをzipにまとめます。
      インポートに必要なファイルは以下の通りです。
      ・MENU_LIST.txt
      ・インポートするファイル
    4. インポートするファイルの中身は以下の通りです。
      ITA_FILES_YYYYMMDDhhmmss.zip …①
      ├─ MENU_LIST.txt …②
      └─ 101_管理コンソール …③
          └─ システム設定_20210708235959.xlsx …④
      
      表 2.87 インポート ファイル構成

      No

      名称

      拡張子

      説明

      1

      ファイル名

      ファイル

      ファイル名は任意です。

      2

      MENU_LIST.txt

      txt

      インポートするメニューのREST名とファイル名を記載します。

      3

      メニューグループフォルダ

      フォルダ

      メニューグループごとに作成します。
      フォルダ名は『メニューグループID_メニューグループ名』です。

      4

      編集用Excelファイル

      xlsx

      編集用Excelファイルをメニューグループフォルダ配下に置きます。

  2. インポート処理

    1. 《ファイル選択》ボタンを押下し、インポートするzipをアップロードします。
      Excel一括インポート アップロード実行

      図 2.69 Excel一括インポート画面(1)

    2. インポートしたファイル内のメニューの一覧が表示されます。インポートするメニューを選択して《インポート》ボタンを押下します。
      チェックボックスがチェックされているメニューがインポートされます。
      インポートする必要がないメニューは、チェックを外してください。
      インポート処理の実行№が表示されるので、 Excel一括エクスポート・インポート管理 メニューで処理のステータスを確認してください。
      Excel一括インポートメニューリスト

      図 2.70 Excel一括インポート画面(2)

      以下の条件に当てはまる場合、エラーとなりチェックボックスが非活性化されます。
      1.MENU_LIST.txtに2つ以上同じメニューREST名を指定する
      2.MENU_LIST.txtに2つ以上の別メニューに同じファイル名を指定する
      3.MENU_LIST.txtのフォーマットに沿ってない記述がある
      4.MENU_LIST.txtで存在しないメニューREST名を記載する
      5.MENU_LIST.txtでインポートしたzip内に存在しないファイルを指定する
      6.別のフォルダに同名のファイルが2つ以上ある
      7.MENU_LIST.txtが含まれていない
      8.メニューグループフォルダ名が「メニューグループID_メニューグループ名」の組み合わせになっていない。
      9.対象メニューに対しログインユーザが『メンテナンス可』の権限を有していない

Excel一括エクスポート・インポート管理

Excel一括エクスポート メニューで実行したエクスポートと、 Excel一括インポート メニューで実行したインポートの状況を管理します。
Excel一括エクスポート・インポート管理

図 2.71 Excel一括エクスポート・インポート管理画面

表 2.88 一覧画面項目一覧(メニューエクスポート・インポート管理)

項目

説明

実行No.

一意のIDが自動採番されます。

ステータス

〔未実行〕、〔実行中〕、〔完了〕の順に遷移します。
エラーが発生した場合は、〔完了(異常)〕になります。

処理種別

エクスポート・・・Excel一括エクスポート
インポート・・・Excel一括インポート

廃止情報

〔全レコード〕、〔廃止を除く〕または〔廃止のみ〕が表示されます。

実行ユーザ

エクスポート処理またはインポート処理を実行したユーザが表示されます。

ファイル名

エクスポートの場合、〔完了〕になるとエクスポートデータが表示されるので、ダウンロードして使用してください。
インポートの場合、インポートしたデータが表示されます。

言語

ログインユーザの取扱う言語が表示されます。
この言語でファイルがエクスポートされます。

結果

インポートした結果を記載したテキストファイルが表示されます。
ダウンロードして使用してください。
結果ファイルのサンプルを以下に示します。
インポートしたファイル単位で結果が出力されます。
101_管理コンソール:10101_システム設定
入力ファイル:システム設定_20230425155441.xlsx

登録: 0件
更新: 2件
廃止: 1件
復活: 1件
エラー: 0件

202_Ansible-Legacy:20201_Movement一覧
入力ファイル:Movement一覧_20230425155442.xlsx

登録: 0件
更新: 0件
廃止: 0件
復活: 0件
エラー: 1件
movement_name: ['必須項目です。:(12行目)']

202_Ansible-Legacy:20202_Playbook素材集
入力ファイル:Playbook素材集_20230425155443.xlsx
このメニューの編集用Excelファイルではありません。