2. Ansible Automation Platform¶
2.1. はじめに¶
2.2. システム構成¶
2.2.1. システム構成パターン¶
警告
No  | 
構成  | 
説明  | 
Ansibleスケールアウト可否  | 
|---|---|---|---|
1  | 
Ansible Automation Platform (ハイブリッドパターン) 
 | 
Ansible Control ノード自体が、実行対象となる Managed ノードに対して作業を実行する構成です。 
シンプルな構成の反面、各 Managed ノードに対して疎通ができる必要があります。 
 | 
〇  | 
2  | 
Ansible Automation Platform (実行ノード分離パターン)  | 
Ansible Control ノードが Ansible Execution ノードと連携し、Ansible Execution ノードが、実行対象となる各 Managed ノードに対して作業を実行する構成です。 
構成は複雑になりますが、Ansible Control ノードから Ansible Execution ノードに対しての疎通のみできればいいので、各 Managed ノードに対して通信設定をする必要がありません。 
 | 
〇  | 
Ansible Automation Platform (ハイブリッドパターン)を下記に記載します。
図 2.91 Ansible Automation Platform (ハイブリッドパターン)¶
通信番号 
※1 
 | 
FROM  | 
TO  | 
プロトコル 
[ポート番号 ※2] 
 | 
主な用途  | 
|---|---|---|---|---|
①  | 
ITAシステム  | 
Hybrid ノード  | 
http(s) 
[80(443)/tcp] 
 | 
Ansible Automation Platform 制御通信  | 
②  | 
ITAシステム  | 
Hybrid ノード  | 
ssh [22/tcp]  | 
Ansible Automation Platform 作業実行用通信  | 
③  | 
ITAシステム  | 
Git  | 
http(s) 
[80(443)/tcp] 
 | 
ファイル連携  | 
④  | 
Hybrid ノード  | 
対象機器  | 
Any 
(ssh [22/tcp] telnet [23/tcp] 等 ※3) 
 | 
自動構成の対象機器へのコマンド実行  | 
⑤  | 
Hybrid ノード  | 
Git  | 
http(s) 
[80(443)/tcp] 
 | 
ファイル連携  | 
Ansible Automation Platform (実行ノード分離パターン)を下記に記載します。
図 2.92 Ansible Automation Platform (実行ノード分離パターン)¶
通信番号 
※1 
 | 
FROM  | 
TO  | 
プロトコル 
[ポート番号 ※2] 
 | 
主な用途  | 
|---|---|---|---|---|
①  | 
ITAシステム  | 
Controle ノード  | 
http(s) 
[80(443)/tcp] 
 | 
Ansible Automation Platform 制御通信  | 
②  | 
ITAシステム  | 
Controle ノード  | 
ssh [22/tcp]  | 
Ansible Automation Platform 作業実行用通信  | 
③  | 
ITAシステム  | 
Git  | 
http(s) 
[80(443)/tcp] 
 | 
ファイル連携  | 
④  | 
Controle ノード  | 
対象機器  | 
Any 
(ssh [22/tcp] telnet [23/tcp] 等 ※3) 
 | 
自動構成の対象機器へのコマンド実行  | 
⑤  | 
Controle ノード  | 
Git  | 
http(s) 
[80(443)/tcp] 
 | 
ファイル連携  | 
2.3. システム要件¶
Exastro IT Automation  | 
Ansible Automation Platform  | 
||||
|---|---|---|---|---|---|
2.0  | 
2.0  | 
2.1  | 
2.2  | 
2.3  | 
2.4  | 
○  | 
○  | 
||||
2.4. Playbook連携¶
図 2.93 ITAとAnsible Automatio Platform2.x間のPlaybook連携図¶
2.5. 初期設定¶
設定項目  | 
Ansible Automation Platform 2.x  | 
|---|---|
ITA作業用ディレクトリの準備  | 
〇  | 
ITA作業用ディレクトリの公開  | 
〇  | 
Ansible Automation Platformへのファイル転送ユーザーの準備  | 
〇  | 
Ansible Automation Platformと連携するGitへのユーザーの準備  | 
〇  | 
Proxy設定  | 
△  | 
2.5.1. ITA作業用ディレクトリの準備¶
項目  | 
設定値  | 
|---|---|
ディレクトリパス  | 
/var/lib/exastro  | 
オーナー・グループ  | 
awx:awx  | 
パーミッション  | 
0755  | 
2.5.2. ITA作業用ディレクトリの公開¶
/var/lib/exastro/ を設定します。
2.5.3. Ansible Automation Platform へのファイル転送ユーザーの準備¶
警告
2.5.4. Ansible Automation Platformと連携するGitへのユーザーの準備¶
項目  | 
値  | 
|---|---|
ユーザー  | 
awx  | 
パスワード  | 
未設定  | 
秘密鍵  | 
/home/awx/.ssh/rsa_awx_key  | 
公開鍵  | 
/home/awx/.ssh/rsa_awx_key.pub  | 
2.5.5. Proxyの設定¶
https_proxy
http_proxy
no_proxy
HTTPS_PROXY
HTTP_PROXY
NO_PROXY
警告
2.6. Organization 追加時の作業¶
2.6.1. 組織作成¶
- の 追加 ボタンをクリックします。
 - 該当項目を入力し、 保存 ボタンをクリックしてください。必須項目及び設定値については下記の表を参照してください。
 
項目  | 
設定値  | 
備考  | 
|---|---|---|
名前  | 
任意の名称  | 
|
インスタンスグループ  | 
※未選択のままにする  | 
「組織とインスタンスグループの紐づけ 」で設定  | 
2.6.2. アプリケーション登録¶
- の 追加 ボタンをクリックしてください。
 - 該当項目を入力し、 保存 ボタンをクリックしてください。必須項目及び設定値については下記の表を参照してください。
 
項目  | 
設定値  | 
備考  | 
|---|---|---|
名前  | 
任意の名称  | 
「 認証トークン払出 」で使用する  | 
組織  | 
「 組織作成 」で作成した組織を選択する  | 
|
認証付与タイプ  | 
リソース所有者のパスワードベースを選択  | 
|
クライアントタイプ  | 
秘密  | 
2.6.3. ユーザー作成¶
- の 追加 ボタンをクリックしてください。
 - 該当項目を入力し、 保存 ボタンをクリックしてください。必須項目及び設定値については下記の表を参照してください。
 
項目  | 
設定値  | 
備考  | 
|---|---|---|
ユーザー名  | 
任意のユーザー名  | 
|
パスワード  | 
任意のパスワード  | 
|
パスワードの確認  | 
任意のパスワード  | 
|
ユーザータイプ  | 
標準ユーザーを選択  | 
|
組織  | 
「 組織作成 」で作成した組織を選択する  | 
2.6.4. ロール設定¶
- より「 ユーザー作成 」で作成したユーザー名をクリックしてください。
 - ユーザーの詳細画面に遷移されるため、 タブを選択し、追加 ボタンをクリックしてください。
 - 下記表の通りにユーザー権限の追加をしてください。
- リソースタイプの追加 では 「組織」 を選択し、Next ボタンをクリックしてください。
 - 適用するロールの選択 では 「管理者」と「メンバー」の2つのロールを選択し、保存 ボタンをクリックしてください
 
 
2.6.5. 認証トークン払出¶
- の 追加 ボタンを押下する。
 - 該当項目を入力し、 保存 ボタンを押下する。必須項目及び設定値については下記の表を参照してください。
 
項目  | 
設定値  | 
備考  | 
|---|---|---|
アプリケーション  | 
「 アプリケーション登録 」で作成したアプリケーションを選択  | 
|
範囲  | 
書き込みを選択  | 
2.7. ワークスペース追加時の作業¶
2.7.1. インスタンスを組み込む¶
2.7.2. インスタンスグループ作成¶
- の インスタンスを組み込む で組み込んだインスタンス( Ansible ee )を追加するインスタンスグループを選択してください。
 - 該当項目を入力し、 保存 ボタンを押下する。必須項目及び設定値については下記の表を参照してください。
 
項目  | 
設定値  | 
備考  | 
|---|---|---|
名前  | 
任意の名称  | 
命名規則については下記をご参照ください  | 
2.7.3. インスタンスグループにインスタンスを追加¶
- より、「 インスタンスを組み込む 」で組み込んだインスタンス( Ansible ee )を追加するインスタンスグループ名をクリックしてください。
 - インスタンスグループの詳細画面に遷移されるため、 タブを選択し、関連付け ボタンをクリックしてください。
 - インスタンスの選択の画面に遷移され、組み込んだインスタンス( Ansible ee )が表示されるので選択し、保存 ボタンをクリックしてください。
 
2.7.4. 組織とインスタンスグループの紐づけ¶
- より、「 組織作成 」で作成した組織名をクリックしてください。
 - 詳細画面に遷移されるため、編集 ボタンをクリックしてください。
 - 詳細の編集の画面に遷移されるため、インスタンスグループに上記で使用したインスタンスグループを選択し、保存 ボタンをクリックしてください。※複数選択可能
 
2.7.5. ITA に認証トークンと組織を登録¶
警告
※ バックヤードで各認証トークンに対応したユーザーに紐づいている組織を収集し、プルダウンに表示しているため。
注釈